「ブロック定義」を学ぶ
このレッスンでは「ブロック定義」について紹介します。
ブロック定義は使いこなせばとても便利な反面、慣れるまでは難しく感じてしまうブロックです。
ここでは簡単な例をもとに、紹介しますのでイメージを掴んでみて下さい。
早速作っていきます。
「ブロックを作る」をクリックしてみて下さい。
名前を「ブロック名」から「ジャンプ」に変更してOKを押してください。
すると、ピンク色の「定義 ジャンプ」という謎のブロックが作成されました。
このブロックはこのままでは何も動いてくれません。
下にジャンプさせる命令を作成することで使えるようになります。
このように作成してみて下さい。
次に左のブロックエリアから「ジャンプ」ブロックを移動してきましょう。
「ジャンプ」ブロックをクリックするとネコがジャンプするのが確認できると思います。
これがブロック定義です。
使いたい命令をひとつのブロックに纏めてしまうことが出来ます。
それでは、もう少し突っ込んだ使い方を紹介します。
上の命令では、ジャンプの高さが少し低い感じがしませんか?
現在の設定では、上に行くときは「y座標を10ずつ」下に行くときは「y座標を-10ずつ」変化させています。
この数字を自由に設定できるようにしてみます。
一度、先ほど作った「定義 ジャンプ」と「ジャンプ」のブロックは削除して、改めてブロックを作りましょう。
上のブロックの作り方を説明します。
まずは先ほどと同じようにブロック名を「ジャンプ」に変えます。
次に下に3つ並んでいるうちの一番左の「引数を追加(数値またはテキスト)」を2回クリックします。
すると、「number of text」というブロックが追加されますので、名前を「上」と「下」に変更します。
最後にOKを押してください。
※ちなみに、真ん中の「引数を追加(真偽値)」は演算ブロックを、右の「ラベルテキストを追加」はふたつめの名前を付けたい時に使いますが、とりあえず今は覚えなくても大丈夫です。
それでは出来上がったブロック定義を先ほど作成した「ジャンプの命令」を使ってこのように設定してみましょう。
ピンク色の「上」「下」ブロックは「定義 ジャンプ 上 下」から移動することが出来るので、「10」と「-10」の部分にはめ込んでみて下さい。
それが出来たら下の画像のように、「ジャンプ 〇 〇」ブロックに好きな数字を入れてクリックしてみて下さい。
どうでしょう?
例えば「50」「-50」のようにすると先ほどより高くジャンプしたと思います。
このようにブロック定義でブロックを作ることで、使うブロックの数を少なくしたり、数値の調整が楽に行えるメリットがあります。
「処理を纏める」という考え方はプログラミングではとても重要です。
まずは、あまり深く考えずに「これ纏められそう」と思ったもので試して慣れていってください。
次のレッスンでは「拡張機能」について紹介します。