「リスト」を学ぶ
このレッスンでは「リスト」について紹介します。
リストは様々な使い道がありますが、ここでは「文字」を使用してリストのイメージを掴んでいきましょう。
まずは説明の前に早速作っていきます。
「リストを作る」をクリックして名前を「おみくじ」として下さい。
すると、ステージエリアに、このような表示が現れました。
さらに、ブロックエリアには今まで無かったブロックが増えたことが確認できると思います。
まだリストの中は空ですが、ここに「大吉」や「小吉」といったくじを入れることが出来ます。
では、くじを入れておみくじを引くスクリプトを作ってみましょう。
リストの中に入れた時点で、それぞれに番号が割り振られます。
今回の場合は「大吉=1」「中吉=2」・・・「大凶=6」といった具合です。
その番号の数字と「演算ブロック」の乱数を使うことで、毎回違ったおみくじの結果が表示されるようになります。
これだけでも便利ですし、簡単なゲームなどに利用することは可能です。
ではもう少し突っ込んだ使い方を紹介します。
「吉」と「凶」の間に「末吉」を追加したくなったとします。
吉は4番目なので、5番目に末吉を追加してみます。
ブロックをひとつ追加しただけで、無事「末吉」を追加することが出来ましたね。
緑の旗印を押して確認してみて下さい。
ここでひとつ気が付きましたか?
さっきまでは「凶=5」「大凶=6」だったのが、「末吉=5」になったことで、凶と大凶の数字はひとつ下にずれました。
「ひとつの言葉にひとつの番号が割り振られる」これがリストではとても重要です。
また、リストの一番下に「長さ7」という表示がありますが、これはリストに含まれる値(今回は文字)の数を表わしています。
これを利用して、おみくじの結果を表示するスクリプトを少し改造してみます。
このように変更してみて下さい。
これで、おみくじの数が増えても減っても、その時リストに入っている数で結果を表示してくれるようになりました。
このようにリストとは、たくさんのものを入れることが出来る箱のようなものであることが分かったと思います。
さらにはそれらを取り出したり、追加したりできる便利な機能です。
今回作ったおみくじを改造してみたり、オリジナルのじゃんけんゲームなどを作ってみながら練習してみて下さい。
次のレッスンでは「ブロック定義」について紹介します。