「演算」ブロックを学ぶ
このレッスンでは「演算」ブロックを紹介します。
演算と聞くと、まず計算を想像するかと思います。
もちろん計算のために使うこともありますが、それ以外にも使うことが出来る便利なブロックです。
初めは少し難しいと感じるかもしれませんが、徐々に習得して自分の作品に活かしていきましょう。
まずは四則演算と呼ばれる「+」「-」「×」「÷」です。
上から三番目の「*」は「×」のことで、その下の「/」は「÷」を表わすので、覚えましょう。
例えば「+」のブロックを使ってみます。
この時、スプライトであるネコは「1+2」と言わずに計算結果である「3」と言いますので、計算をするブロックであるということが分かると思います。
次は乱数についてです。
旗印を何度か押してみて下さい。
その度にネコは違う数字を言うと思います。
乱数とは指定した数字(上の場合は1~10)の間のどれかの数字を返してくれるものです。
これだけでは乱数の使いどころがいまいち分からないかもしれませんので、別のブロックを組み合わせてご紹介します。
まだ紹介していない「変数」が登場しました。
次のレッスンで詳しく紹介しますが、ここでは1から100までの乱数を「一旦しまっておく箱のようなもの」と考えて下さい。
まず4行めで「変数の箱」にしまった乱数の数字を言います。
その時、このブロックを使っています。
りんごの部分に「変数」ブロック、バナナの部分に「点」をはめ込むことで、言葉を繋げられるようになります。
「繋げる」ということで「+」のブロックを使いたくなってしまうのですが注意しましょう。
9行目ではこのブロックを使っています。
これは「50より大きい」かつ「100より小さい」ということで「51~99」ということを表わしています。
以下のように覚えましょう。
- かつ:ひとつめとふたつめの条件が満たされるとき
- または:ひとつめとふたつめの条件のどちらかが満たされるとき
- ではない:条件が満たされないとき
その他にも「演算」ブロックはありますが、まずは今日紹介したものを使って慣れていきましょう。
計算にも使えるし、条件を決めたい時にも使えると覚えておきましょう。
次のレッスンではこのレッスンでも登場した「変数」ブロックについて紹介します。