敵のスプライトを自動で動かしてみよう
このレッスンでは前回作成したものに敵を追加して、自動で動かす方法を紹介します。
まず、敵となるキャラクターですが、今回はCrab(カニ)を選んでみましょう。
このカニが地面を左右に動き、ネコがジャンプしてかわすというゲームを作成していきます。
まず、カニのコードを設定していきます。
このように作成して下さい。
前回作成したネコのコードの時には登場していないブロックを使いました。
まず「大きさを35%にする」は、初期設定(100)のままではカニが大きすぎるので変更しました。
次に「もし端に着いたら、跳ね返る」ですが、これは基本操作をマスターの「スタートとストップを設定する」で一度登場したものですが、カニが画面の端に着いたら跳ね返って反対方向に行くようにするためのブロックです。
さて、これだけでもカニが自動で動き続けるので、ネコがジャンプして避けるゲームになりました。
ただ、これだけでは面白みに欠けるので、カニが歩くスピードを変化させてみましょう。
「5歩動かす」のブロックを外して、別のブロックを追加します。
このブロックについて解説します。
x座標とは左右を表わすものなので、画面の左端(-240)から画面の右端(240)までの乱数とします。
そうすることで、1秒間の間にx座標が-240~240のどこかの場所に移動します。
つまり、今いる場所から次の場所が近ければゆっくり動き、反対に遠ければ速く動いてくれるので、よりゲーム感が増すことになります。
例えば、秒の部分にも乱数ブロックを追加することで、さらに楽しくなります。
これで、とりあえずゲームっぽいものが出来ましたがまだまだ改良することが出来ます。
まずは、数字を変えるなどして遊んでみて下さい。
次のレッスンでは、「もし~なら」のブロックを使って、さらに改良を加えていこうと思います。